オーストラリアでの部屋探しについて
前回の記事で2年間で引っ越しを10回したと書きましたが、実は同じ都市内での引っ越しを含めると、10回以上住む家を変えています。
今回は、その経験を踏まえて部屋探しについて書いていきたいと思います。
※ちなみに、この記事は長いので必要なところだけリンクに飛んで読んでいただいても大丈夫です。
【目次】
1. オーストラリアの家事情
まず、オーストラリアには日本のように一人暮らし向けの家はほぼありません。
基本シェアハウスになります。
現地のオージーであっても、ファミリーでなければシェアハウスに住んでいる人も多いです。
シェアハウスっていうとどんなイメージですか?
個人の部屋があって、キッチン・シャワー・トイレは共同?
だいたいそんな感じですが、家や部屋によって結構差があります。
生活の基盤となる家選びはとっっても大事です。
きちんと自分に合った家を選んでいきましょう。
オーストラリアの家(フラット)構成はだいたい
マスタールーム
セカンドルーム
サードルーム
...
リビングシェア
となっています。
マスタールームはシャワー・トイレがついており好条件の部屋です。
部屋も広めで、カップルや友達同士に部屋を貸し出していることが多いです。
セカンドルーム以降は、部屋にはベッド(と机)が置いてあるだけで、シャワー・トイレは共同のものを使います。
マスタールームより家賃が割安です。
2人以上のルームシェアが一般的。
家によっては、リビングシェアの部屋をつくっています。
リビングシェアとは、リビングの余っているスペースに間仕切りを作り、その中にベッドを置いて無理矢理部屋にしたものです。
だいたい家賃が激安です。
ただ、あくまでも部屋ではなくリビングにあるスペースの一角なので、リビングの音や光は入ってきますし、ほぼプライベートな空間はないと思った方がいいです。
あんまり細かいことを気にしないで生活できる男性が住んでることが多いイメージです。
2. おすすめ部屋探しサイト3選
No.1 : 日豪プレス
日本人ワーホリにとってド定番。
家探し、仕事探し中古品の売買、何でもできる。
【特徴】
- 日本人オーナーが大半
- たまに韓国人オーナー、日本人好きなオージーオーナー
- 同居者も日本人な確率高め
- 日本人オーナーの場合、日本語でやり取りできるから安心
- 綺麗な物件が多い
- 日本人に人気な利便性の高いエリアの物件が多い
- サイト経由のメールか掲載の電話番号からオーナーに連絡。(連絡が取れる確率高い)
No.2 : Flatmates
部屋探しに特化した見やすいサイト
個人的推し◎
【特徴】
- 国籍豊かなオーナーたち
- 同居者が日本人以外な可能性高い
- 物件の数もそこそこ豊富
- 一軒家などファミリーが空いている1〜2部屋を貸している場合も結構多い(ファミリーと同居)
- 綺麗な物件が多い
- 無料でオーナーにメッセージを送れる案件と、有料会員にならないとメッセージを送れない案件がある
- サイトが見やすい、分かりやすい
No.3 : Gumtree
中古品の売買や不動産の販売など何でもある
私の周りでは使ってる人も多い
【特徴】
- 国籍豊かなオーナーたち
- 同居者が日本人以外な可能性高い
- 物件数が他2サイトに比べて少ない
- 怪しげな物件も結構ある
- 意外な掘り出しもの物件も
- サイトが見にくい(個人的に)
私は基本、日豪プレスとFlatmatesを主に使います。それぞれ良さそうな物件があればインスペクションをし決めます。
まずは一度3つのサイトをざっくりでも見てみることをオススメします。
3. 部屋探しのポイント
私がいつも見ているのはこんな感じです。
- 立地、利便性
- 家賃(基本は週払い)
- ボンド(日本でいう敷金)が何週間分か
- 部屋のタイプ(オウンかシェアか)
- その家に何人住んでいるのか
- シャワー・トイレの数(何人でそれをシェアするのか)
- いつから入居可能か
- ミニマム(最低滞在期間)は何ヶ月か
- シェアメイトの国籍
ネット上で確認出来ることと出来ないことがあるので、出来ないときはオーナーにテキストで事前に確認します。
条件に合わない部屋はインスペするのも時間の無駄なので...
個人的に気にするのはオーナーが一緒に住んでいるかどうか。
私は基本オーナーと一緒に住む家は避けています。
オーナーが家を持っているけど、別の場所に住んでいるパターンのところを選んでいます。
理由としては、私はオーナーと一緒に住むとどうしても下宿感が出て、オーナーにかなり気を遣うからです。
どうしても監視されているような気持ちになります。
また、オーナーが家族の場合、やはりなんとなく居心地が悪いです。笑
(あくまでオーナーの性格や、借りるご本人の性格にもよると思います。若い世代のオーナーだとそこまでではない気もします。)
オーナーが不在の家は全員が対等な関係なので、そこまで気を遣わずに済みます。
分かりやすくいうと、自由って感じがします!笑
ちなみに、あくまで個人的な見解ですが、
日本人オーナーのところはとにかくルールが厳しく細かいところが多い気がします。
オージーで細かいオーナーはあまり聞いたことありませんし、こっちで留学生やワーホリ向けにシェアハウスを経営してるのは韓国人が多いのですが、韓国人のオーナーも結構自由だったりします。
個人的には韓国人オーナーの家に住んでいたときがいつも快適で楽しかったです。
韓国人オーナーの家のルールはだいたいどこも同じでした。
ルールのテンプレートでもあるんでしょうか。笑
シェアハウスの広告では、 “日本人が綺麗好きでマナーがある” という理由から?「日本人のシェアメイト募集」という文言も結構見ます。
落ち着いて暮らしたいオージーのおじいちゃんが日本人の女の子何人かに部屋を貸してるパターンがわりとあります。
家でネイティブと会話して英語の勉強がしたい方は、そちらもいいかもしれません。
ボンド(敷金)についてですが、これは結構家によって設定がまちまちです。
日豪に載っている家は、“家賃の1〜2週間分” のことが多いですが、Flatmatesは “ボンドなし” から、“3〜4週間分” と結構幅があります。
退去時に問題がなければ全額返ってきますが、契約時に家賃+ボンドを一気に支払うとなると結構な額なので、よく確認して予算と相談してみてください。
ちなみに、一応条件として挙げた「シェアメイトの国籍」ですが、人の移り変わりの激しいシェアハウス…実際あんまり気にしなくてもいいと思います。
例えば日本人が多い、韓国人が多い、多国籍、などの傾向はあるとは思いますが。
4. インスペクション(内見)の仕方
インスペクション、通称インスペです。
日本でいう内見。住む前に事前に部屋を見せてもらいます。
やり方は至ってシンプル。
サイト経由か、電話番号からオーナーに連絡します。
希望の日時を伝えて、オーナーと予定を合わせます。
私は結構いつも急に今日見たい!とか明日見たい!と言いますが、大体オーナーが予定を合わせてくれます。
※テキストから連絡しても、オーストラリア人のオーナーは平気で電話をかけてきます。
最初の頃いつも私はドキドキしてました。笑
英語の練習と思って頑張りましょう。
もしくは電話を無視してあくまでもテキストで送り続けるか。笑
約束ができれば、当日は指定された場所に行くだけです!
だいたいはオーナーがざっと家の中と部屋を案内してくれます。
そのあと家のルールを説明してくれます。
家のルール、結構それぞれの家によって違っていて厳しいところは本当に厳しいので、しっかり聞いて確認しましょう。
今まで経験した or 聞いたことあるルールとしては
- 友だちを家に呼ぶの禁止
- 夜10時以降のシャワー禁止
- シャワーは一人10分まで
- 洗濯機の使用は週2回まで
...とこんな感じで厳しめのルールがあるところも。
トラブルを避けるため、深夜早朝の時間帯に色々と制限がある家も多いです。
また、ルールではありませんが条件として
- ジム・プール付き
- フリーライス
- Netflix見放題
- 日用品(トイレットペーパーなど)はオーナーが購入
- 自転車の無料貸し出し
...などなど好条件のお家も。
自分の生活スタイルと条件に合うかどうか確認しましょう。
ハウスルールが厳しいところは、はじめは面倒だと思いますが基本的に清潔だったり快適です。
逆に自由度が高いところは自由な分楽しいですが、個人の裁量に任される部分が大きいので清潔に保たれてなかったり、シェアメイト同士のトラブルがあったりするようです。
どっちもどっちですが、あとは好みですかね。
ちなみに、インスペの際には運が良ければシェアメイトと顔を合わせることもできますし、家の清潔さや雰囲気を確認することができます。
数人がリビングにいて話しているような家はアットホームな雰囲気で友達になりやすい
逆にリビングに誰もいなくて使っている形跡もあまりないようだと、部屋で時間を過ごすことが多い=ルームメイト以外と関わる機会が少ない
などが予想できます。
インスペクション、本当に大事です。
一度諸事情によりインスペをせずに家を決めてしまい、大失敗したことがありました。
写真で見たイメージ、自分が思い描いていた部屋とは全くの別物でした…
入居初日はショックですごく落ち込みました…
なんでインスペしなかったんだろうとすごく後悔しました。
こんなことにならないためにも、必ずインスペをして気に入る部屋を見つけましょう!
今回はオーストラリアでの家探しの基本について書いてみました。
本当は、「シェアハウスに住むってどういうこと?」というテーマについても書きたかったのですが長くなりそうなので次回の記事で書こうと思います。
ではでは、、、