語学学校のはなし in ゴールドコースト
ワーホリは国によって出来ることや決まりが若干異なります。
オーストラリアのワーホリは就業可能、ワーキングホリデーという名の通り労働や休暇メインのビザなので、学校に行けるのは最長4ヶ月です。
それ以降は、働くか、旅をして暮らすなど人によって過ごし方は様々です。
私は英語もしっかり勉強したいと思ったので最長期間の4ヶ月語学学校に通うことに決めました。
理由は「海の近く」「気候が良い」。
海が好きな私はそれだけの理由で十分でした。笑
「海」という点ではケアンズも候補に上がりましたが、ワーキングホリデー協会の方に相談したところ、ケアンズは結構な田舎だから東京に長年住んでいる私には物足りないだろう、ということでゴールドコーストを選びました。
語学学校もそれなりに選択肢があり、これはわりと時間をかけて悩みました。
価格はもちろん、コースやその内容など吟味しましたが
その結果「Inforum Education Australia」という学校を選びました。
理由は
・アットホームな雰囲気
・校舎の外観や内容
・バリスタコースが無料で受講できる
という点でした。
※学生時代、カフェでバイトをしていた私はこのバリスタコースに大変興味を持ちましたが、実際受けてみると数時間の体験コースですごく基本的なことばかりでした。笑
しかし、オーストラリア人のバリスタ講師の方に直接教わったり、国際色豊かなメンバーと講習を受けることができたのは良い経験でした。
今振り返ると、この学校を選んでよかったなぁと思います。
在学中は学校に対する不満も少なからず持っていましたが笑、
卒業後1年以上経った今も仲良くできる友達をこの学校で作れたことは私にとって大きな財産です。
日本でも、学校や職場によって雰囲気やカラーがあるとは思いますが、これは語学学校も同じです。
同じ価値観や感覚を持った人たちが集まるので、自然と仲良くなりやすいと思います。
Inforum Education Australiaの特徴
ここで私が通っていたInforumの特徴を。
・学校はオーストラリア人の男性と日本人女性の夫婦による共同経営。
(その為日本とのパイプも太く、日本人生徒多数)
・授業は週4日!!
(土日+平日のどこか1日休み。※クラスによって異なる)
・学校はEnglish Only Policyを厳しく施行。
(授業内外に関わらず学校内では日本人同士であっても英語で会話しなければならない)
・クラスは入学初日のレベル分けテストによって決まる。
・1クラスの人数は10〜20人が基本。各レベルで2クラスある。
・テストは6週間ごとに実施
(その間先生やクラスメイトは固定。しかし週ごとに新入生や卒業生がいるので6週間ほぼメンバーが同じということはほぼない。)
・自習室はない
(Southport Libraryという図書館がすぐ近くにあるので自習する人はみんなそこで勉強。)
・クラスによって授業開始時間、ランチタイム、終了時間が異なる。
・生徒は誰でも参加できるイベント多数。(有料・無料共に)
・毎週金曜の授業後に卒業セレモニーが開催され卒業生による卒業スピーチがある。
などなどが大体の特徴です。
私が実際に入学してみて驚いたのは授業が週4日しかないこと!!
他の語学学校と授業費はほぼ変わらない(むしろちょっと高い)にも関わらず週4日の授業ということは、1日分損した!と最初は思いました。
ただ、慣れてくるとそれがむしろ心地よく。笑
平日のお休みの日はクラスメイトとイベントを企画して毎週遊んでいた時期もありました。
EOP(English Only Policy)について
EOP(English Only Policy)は語学学校においてとても大事だと思います。
よく日本人は語学学校を選ぶときに“日本人比率”を気にするといいますが、個人的にはあまり関係ないと思います。
正直、日本人が留学しようと思って選ぶ学校なんて、自分で他言語の地域のサイトから探したりしない限り、必ず日本人がいます。
だってどっかしらの日本のエージェントと繋がってるから。
多かれ少なかれ日本人はいると思います。
多ければもちろん日本人とつるみやすい環境にはなりますが、少なくてもどうしても親近感から仲良くなるはずです。
私は語学学校で日本人と仲良くすることは悪いこととは思いません。
重要なのは本人の英語に対する意識と熱意です。
あとは、日本人はどうしても世界の他地域の人と比べると圧倒的に英語力が低いです。
英語の勉強が好き、大学で英語を専門的に学んでいる、大学受験の際に本気で勉強した、などの理由がない限りほとんどの日本人は最初のテストで初級コースに振り分けられます。
ヨーロピアンなどはもともと英語と似ている言語、もしくは英語を使う機会が日常で多いなどの理由で、ある程度話せる人が多いので、クラスは中級以上が多いです。
そうなると、自分が初級レベルで学校に入学すると必然的に日本人環境になってしまいます。
なので学校の日本人比率関係なく、自分の英語レベルによって環境は大きく異なるということです。
なので、もし語学学校ではなるべく多国籍の友達を作りたい、日本人の少ない環境で勉強したいと考えているなら、日本である程度の英語を勉強していき、中級以上のクラスに入学することをおすすめします。
そして、ここで重要なのはやはりEOPです。
自分が初級で日本人ばかりの環境だった場合、自分たちの意識として重要なのはもちろんですが、このEOPが徹底されていないと、例えば海外の友達が自国の友達と母国語で会話してしまい、何を話しているか分からない、結局英語の会話ができない、ということもあり得るのです。
なので、このEOPが徹底されているかどうかは英語環境を作る上でとても大事になります。
実際、EOPを掲げていても生徒が守っていない、先生も注意しない、などのケースもよくあるそうなので、事前にその学校の口コミなどをチェックするといいと思います。
授業について
授業は基本的にはテキストのトピックに沿って進められますが、その進め方は担当の先生によって大きく異なります。
なので、各先生によってオリジナリティ溢れる内容で私は好きでした。
テキストに沿う内容だと「解答があれば正直自分でもできる…」と思ってしまうので。。
インフォーラムの先生は(私の在籍中は)基本的には30代以上の経験豊富な先生が多かったです。
6週間毎のテストでパスすればクラスがレベルアップし、先生も変わります。
テストで上のクラスに上がることは、レベルが上がれば上がるほど難しくなります。
私は、幸いにも素晴らしい先生に教わることができ、先生としてのスキルが素晴らしいだけでなく、人として、一人の女性として尊敬する大好きな先生に出会うことが出来ました。
ただ、正直先生の当たり外れはどの学校でもあると思います。
と、ずいぶんと話が長くなってしまいましたが、語学学校はどこに入ってもきっと自ら勉強しようという意志と楽しもうという気持ちが大事だと思います!
(だいぶ偉そうな意見を書いてますが、自分の英語力などは棚に上げて客観的にみたら、というスタンスで書きました笑)